リベラルの限界 2015 3 14
産経ニュースで、2015年3月12日、
宮家邦彦氏は、このように書いています。
核疑惑に関する「信用」と「枠組み合意」といえば、日本には苦い経験がある。
1994年、北朝鮮の核開発疑惑に関し、米朝両国が「枠組み合意」に調印した。
北朝鮮が黒鉛減速炉の建設・運転を凍結し、代わりに米国が軽水炉建設を支援、
完成まで年間50万トンの重油を供給するという、あの悪名高い合意だ。
当時のクリントン政権関係者は、
「時は日米韓に有利であり、北朝鮮の軍事力はピークを過ぎた」として、
この合意を正当化していた。
(引用、以上)
その後、北朝鮮は、どうなったのか。
3回目の核実験を成功させて、事実上の核兵器保有国になりました。
結果的に、北朝鮮は、二つのものを手に入れたのです。
それは、経済援助と核兵器開発です。
日本としては、「あの悪名高い合意」を苦々しく思っていましたが、
なぜ、アメリカは、北朝鮮に肩入れするのかは、疑問が残りました。
ホワイトハウスの「実績作り」ではないのか。
アメリカは、朝鮮半島に、何らかの「利権」があるのではないのか。